『メインディッシュ』~劇団と料理とミステリー
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| 書名 | メインディッシュ |
| 著者 | 北森 鴻 |
| 出版社 | 集英社 |
| 体裁 | 文庫本 |
| 価格 | ¥660 (税込) |
| 評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
劇団員が主人公の連作ミステリーです。
ミステリーと言っても、死体がゴロゴロ出てくるとか物騒なものではなく、ちょっとした「謎」が散りばめられている感じの話しなので、あまりミステリーになじみがない方でも読みやすいと思います。
主人公は小劇団「紅神楽」座長の紅林ユリエ。通称ねこ(アネゴ→ネコと訛った)。
ある雪の日、ねこはミケを拾う。ミケと言っても子猫ではなく、三津池修という男性。
同居人のミケさんは、ねこを始めとした劇団員達に素晴らしい料理を振る舞い、そして周辺で起きた謎も解決してしまう、名料理人で名探偵!
そんなミケさんの過去も謎めいていて・・・
一見無関係そうな過去と現在、作中作などが交差して話が進んでいきます。
まるで、一話一話がコース料理の一皿のように少しずつ目の前に出てくるような感じです。
いろんな味が出てきつつも、最後にはコース料理を食べたような統一感があります。
各エピソードには、必ず食が絡んでくるので、余計そう思うのかもしれません。
登場人物の劇団員達も良い味をかもし出しており、中でも座付き作家の小杉が激辛スパイスになるくらい強烈です。
それから、ミケさんの作る料理が、シンプルで美味しそう!
もしかして、「私でも作れるかな?」というくらいのシンプル料理もありますが、でも、やはりココは作ってもらいたい!
料理を作ってもらえる、ねこさんがうらやましい~。
『理想の男性』というなら、「料理のうまい男性」、ってのも良いですね~

ちなみに、作者の北森鴻はミステリー作家で、「民族学ミステリー(蓮丈那智シリーズ)」「骨董ミステリー(狐シリーズ)」や、連作短編ミステリーなら「香菜里屋シリーズ」などが知られていると思いますが、個人的にはこの「メインディッシュ」が一番好きですね♪
※文庫本は、「特別料理」という書き下ろしページが追加されています!
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