『博士の愛した数式』~数式に愛を込めて
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| 書名 | 「博士の愛した数式」 |
| 著者 | 小川 洋子 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 体裁 | 文庫 |
| 価格 | ¥460 (税込) |
| 評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
数字がとにかく苦手な私。
その為、巷で有名になった随分後に、この本を読みました。
第一回本屋大賞受賞でベストセラー、映画化(テレビでも放映)と、なにかしらでこのストーリーに触れた方は多いと思います。
交通事故により事故後の記憶が80分しか持たない、元大学教授の数学者と、その家に派遣された若い家政婦とその子供とのふれあいを描いた物語。
「素数」「友愛数」「完全数」(聞いたことあるような、ないような・・・)や「オイラーの公式」(全然知りません)などが出てきますが、自分で解けと言われるわけではないし、それら数式を愛でる博士の様子から「数式って美しいのかも・・・」と思えます。
「素数」の求め方など、無謀にも私もやってみようかな、なんてさえ思ってしまいます。
主題は、「人々のやさしい触れ合い」かもしれませんが、私的には「数式」の見方に衝撃を受けました。(でも、やっぱり、計算とかは苦手ですが)
物語全体をゆるやかで静かな雰囲気がたゆたい、上品な感じがします。
綺麗すぎる世界かもしれませんが、そういうストーリーもよいと思います。
やさしく、心が落ち着く、そんな本です。
映画では、博士役を寺尾聰氏が熱演、家政婦役の深津絵里が可愛らしく、原作にほぼ忠実で雰囲気を壊さないストーリーに感動した方もいるかと思います。
殺人事件報道が相次ぐ、最近の荒んだ世の中。
本を読んで、やさしい世界に心を寄せてみてはいかがでしょうか?
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