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『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー 』古今東西のお宝!

有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー
書名有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー
著者有栖川 有栖(編集)
出版社角川書店
体裁文庫本
価格¥ 740(税込)
評価face02face02face02face02face02


ミステリー作家有栖川有栖氏が編集した、秀逸な短編ミステリ10作品が収まっている本です。
いや、よくぞこんな作品が・・・!face08というような、入手困難なある意味マニアックきゃは!で素晴らしい作品ばかりが詰まった、ビックリ箱クラッカーのような本です。

30年以上前の貸本の幻漫画『金色犬』から、台湾人作家の鉄道ミステリー『生面線上』、ベルリン生まれの南アフリカ人作家の『<引立て役倶楽部>の不快な事件』、エラリークィーンのまえがき&あとがき付き作品の『五十一番目の密室』、同志社大学ミステリ研究会会報に載った作品など、古今東西のお宝ミステリがギッシリですicon22

『五十一番目の密室』と『<引立て役倶楽部>の不快な事件』は、密室トリックがかなり大掛かりな仕掛けのストーリーで、「なるほど、こうやって密室にしたのかface08」と、うなずける作品です。
ごまかしやまやかしではない、れっきとした密室!を見ることができます。

台湾人作家の『生命線上』の鉄道ミステリーも好きです。
小説の舞台はスイスの鉄道、台湾人の主人公・スウェーデン人の妻が出てきて、なんとなくグローバル雰囲気が出ています。人物の性格にお国柄もちょっと出ていたりして、そんなところも楽しいです。
鉄道ミステリーとしては、本格的です。

ところどころに入っている氏の作品紹介では、ネタバレすることなくうまく説明されています。
イロイロな作品がありますが、どれも読みやすく、ミステリ初心者でも入りやすい話しばかりです。

本全体を通していえるのは、有栖川氏のミステリーに対する「愛」。
本当にミステリーが好きなんだな~、と作品群を通して伝わってくるようです。

角川文庫の本格ミステリ・アンソロジーでは、有栖川有栖、北村薫、法月綸太郎、山口雅也、各氏編纂のものが発売されています。
好きなミステリ作家オススメの作品は面白いし、その作家の趣味も垣間見られたりして楽しいです。
そこから、他の作品を読むきっかけにもなりますので、読書の幅も広がりますバンザーイ

P.S.
この本、2001年に出版されているのですが、残念ながら現在は本屋に在庫がないようです。
(いくつかのオンライン書店では在庫がなかった)
入手困難作品の詰まったこの本自体が、入手が難しくなっているとはガビーンダメだ
中古本か図書館を探してみて下さいスイマセン



「鉄道ミステリ・ライブラリー」は、小説だけでなくエッセイや漫画も収録されています。
他の作家のアンソロジーはまだ読んでいません。。。

※アンソロジー【anthology】とは?
いろいろな詩人・作家の詩や文を、ある基準で選び集めた本。また、同一詩人・作家の選集。詞華集。佳句集。名文集。
(Yahoo辞書・大辞泉より引用)




at 2008年08月01日 │Comments(0)TrackBack(0)国内

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