『月の影 影の海〈上〉〈下〉 十二国記』~異世界に流されて
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| 書名 | 月の影 影の海〈上〉〈下〉 十二国記 |
| 著者 | 小野 不由美 |
| 出版社 | 講談社 X文庫 |
| 体裁 | 文庫本 |
| 価格 | ¥557 (税込)※各本 |
| 評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
前回、異世界ファンタジーとして「精霊の守り人」を紹介しましたが、同じようなファンタジーとして評判の高いのが本作品。初版は1992年なのでかなり前の作品ですが、今なお書店で本をみかけます。
舞台は、神・仙人・妖魔が存在し、古代中国をイメージさせられる絶対王政の12の国。
平凡な女子高生だった陽子。ある日、学校に「ケイキ」と名乗る男が現れ、陽子を「主だ」と言う。
そのケイキの出現からわずか後に現れたのは、妖魔。妖魔は、陽子に襲い掛かる!
ケイキは「妖魔から助かりたければ」と陽子を異世界へと連れ去る。
陽子がたどり着いた国は、陽子の知らない場所。知らないというだけでなく、常識には無い世界。しかもたどり着いた時には、「ケイキ」は側に居らず、たった一人。
当ても無く途方にくれる陽子は、元の世界に帰るため、ケイキを探しに孤独な旅に出る・・・
優等生でマジメだけど、他人の顔色を伺いながら生活してきた陽子。
普通の安穏な暮らしを送ってきた陽子の生活は一変する。
恐ろしい妖魔に追われ続け慣れない刀を振るっての戦闘の日々、人に助けられたと思ったら裏切られ、誰も頼れず誰も信用できず。
陽子の生活も心も荒んでいく上巻は、妖魔の怖さだけでなく、人間の心の闇のドロドロが表現されていてリアルなので、ファンタジーにしてはかなり暗い話になっています。
下巻では、そんな陽子が少しずつ落ち着いて成長してくる様子、そして何故この世界に連れてこられたのか、そのとんでもない運命が描かれています。
この『月の影 影の海〈上〉〈下〉 』は、『十二国記』シリーズの最初の話し。
その後の作品は、陽子のその後の話や他の国の話しなど、十二国ワールドにどっぷり浸れます。シリーズが進むにつれて面白くなってくるので、最初のこの話しの評価が低かったりすることも

でも、やはり最初の話しから読んで、世界観をしっかりイメージして続巻を読んだ方が良いと思います。
ここ数年続編がでなかったのですが、ファン待望の新作が今年2月に新潮社の雑誌「yom yom vol.6」にて発表されました!
十二国記シリーズ番外編「丕緒(ひしょ)の鳥」です。(私はまだ読んでいませんが・・・)
久々に読み返して夢中になってしまいました。
「守り人」「十二国記」それぞれのシリーズを読んで、頭の中は異世界に飛んでいってしまいました

アニメ版(過去にNHKで放送、DVD有り)は小説と少し違う設定があります。でも原作の雰囲気を損ねることなく、良くできていると思います。
P.S.
蛇足ですが、作者の小野不由美氏は、ミステリ作家の綾辻氏と結婚されています。
私は、このご夫婦の作品どちらも好きですね
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アニメも観ましたよ。確かによく出来てましたよね。声優陣も良かったし。
新作は掲載紙があっという間に売り切れてて、読み損ねました。残念です。
山田章博さんのイラスト、確かに素敵です。
私は、話しは泰麒や六太など、麒麟がメインの話しが好きです。
(ちょっとミーハーですね^^;)
新作は90ページとのことなので、書籍化はまだまだかかりそうですね・・・